15. マイグレーション

バージョン間で互換正がなくなった設定や機能などを説明します。 バージョンアップする際の参考にしてください。

リリースノート も参考にしてください。

15.1. To ver.2.0

15.1.1. 前提環境の変更

  • Java7を使用している場合、Java8に変更します。

  • POI-3.16以下を使用してる場合、POI-3.17に変更します。

    • POI-3.17から、セルのタイプ/罫線などの定数値に対応する列挙型が追加されてました。 今後、定数値は削除され列挙型が推奨されます。 ただし、開発中(2018年6月時点)の次バージョンのPOI-4.0でメソッド名が変わるため注意が必要です。

15.1.2. クラス名などの変更

  • 日時型のマッピング時の書式を指定するアノテーション @XlsDateConverter の名称を @XlsDateTimeConverter に変更します。

  • 列挙型のマッピング時の書式を指定するアノテーション @XlsEnumConverter において、属性 valueMethodName の名称を aliasName に変更します。

  • 配列/リスト型にマッピング時の書式を指定するアノテーション @XlsArrayConverter において、属性の名称を以下に変更します。

    • 属性の名称を itemConverterClasselementConverterClass に変更します。

    • 属性の名称を ignoreEmptyItemignoreEmptyElement に変更します。

    • 属性の名称を itemClasselementClass に変更します。

    • 要素をパース/フォーマットするクラス ItemConverter の名称を ElementConverter に変更します。 デフォルト実装クラスの名称も DefaultItemConverterDefaultElementConverter に変更します。

  • マッピングの順番を指定するアノテーション @XlsHint(order=1) の名称を @XlsOrder に変更します。

  • レコードをスキップするかどうか判定用のメソッドを指定するアノテーション @XlsIsEmpty の名称を @XlsIgnorable に変更します。

  • リスナーを指定するアノテーション @XlsListener の属性 listenerClass の名称を value に変更するか、省略します。

  • システム設定のプロパティ を指定するクラス XlsConfig の名称を Configuration に変更します。

  • 複数のシートをマッピングした結果を格納するクラス SheetBingingErrorsContainer の名称を MultipleSheetBindingErrors に変更します。

15.1.3. アノテーションの定義の変更

  • トリムをするアノテーションを @XlsConverter(trim=true) を、 @XlsTrim に変更します。

  • 初期値を指摘するアノテーション @XlsConverter(defaultValue="初期値") を、 @XlsDefaultValue("初期値") に変更します。

  • セルの書き込み時の制御設定を行うアノテーション @XlsConverter(wrapText=true, shrinkToFit=false) を、 @XlsCellOption(wrapText=true, shrinkToFit=false) <annotationXlsCellOption> に変更します。

  • レコードの書き込み時のオプションを指定するアノテーション @XlsHorizontalRecords(overRecord=..., remainedRecord=...) を、 @XlsRecordOption(overOperation=..., remainedOperation=...) に変更します。

    • アノテーション @XlsVerticalRecords(overRecord=..., remainedRecord=...) も同様に変更します。

  • レコードを除外する条件として、 @XlsHorizontalRecords(ignoreEmptyRecord=true) の属性を削除します。

    • 属性の値がfalseのときは、レコードのメソッドに付与しているアノテーション @XlsIgnorable(以前は、@XlsIsEmpty) を削除します。

15.1.4. その他の変更

  • メッセージ定義のプロパティファイル SheetValidationMessages.properties をasciiコードの変換を止め、さらに、文字コードをUTF-8に変更します。

  • XMLによるマッピングの指定方法を、システム設定のプロパティで設定するよう変更します。詳細は、XMLによるマッピング方法 を参照してください。

15.2. To ver.1.1

  • 型変換用のアノテーションのパッケージのimportを、 ~.xlsmapper.annotation.converter から ~.xlsmapper.annotation に変更します。

    • 該当するアノテーションは、@XlsConverter/@XlsBooleanConverer/@XlsNumberConverter/@XlsDateConverter/XlsEnumConverer/@XlsArrayConverter です。

  • アノテーション @XlsHorizonalRecords@XlsVerticalRecords の属性 skipEmptyRecordignoreEmptyErecord に変更します。

  • アノテーション @XlsConverter の属性 forceWrapTextwrapText に、属性 forceShrinkToFitshrinkToFit 変更します。

  • アノテーション @XlsNumberConverter@XlsDateConverter の属性 patternjavaPattern に変更します。さらに、属性 excelPattern で、書き込み時のExcelの書式を指定します。

  • XML読み込み用のクラス XmlLoaderXmlIO に変更します。

  • 例外クラス XmlLoadException の名称を XmlOperateException に変更します。

15.3. To ver.1.2